「もう会社を辞めたい」と思った日は、気持ちが大きく揺れやすい日です。勢いで退職を決めることが悪いわけではありませんが、退職後のお金、手続き、次の仕事の準備を何も確認しないまま動くと、あとから困ることがあります。
この記事では、会社を辞めたいと思った日にまず確認したい7つのポイントを整理します。法律や労務の個別判断が必要な場合は、勤務先の就業規則や公的窓口、専門家にも確認してください。
1. 辞めたい理由を一度書き出す
最初に、辞めたい理由を紙やメモアプリに書き出してみましょう。「人間関係がつらい」「残業が多い」「評価に納得できない」「仕事内容が合わない」など、思いつくままで構いません。
理由を書き出す目的は、自分を説得することではなく、問題の種類を分けることです。部署異動や業務調整で改善する可能性があるのか、会社全体の仕組みとして難しいのか、心身の限界が近いのかで、次の行動は変わります。
2. 今すぐ休む必要がないか確認する
退職の前に、まず休む必要があるケースもあります。眠れない、食欲がない、出勤前に強い動悸や吐き気がある、涙が止まらないといった状態が続く場合は、無理に退職手続きだけを急がない方がよいこともあります。
体調面に不安がある場合は、医療機関や相談窓口の利用も検討しましょう。有給休暇、休職制度、産業医面談などが使える場合もあります。制度の有無は会社によって異なるため、就業規則や人事窓口で確認してください。
3. 退職後の生活費をざっくり計算する
退職後すぐに次の収入がない場合、生活費の見通しは重要です。家賃、食費、通信費、保険料、ローン、税金、国民健康保険料など、毎月出ていくお金をざっくり確認しましょう。
一般的には、数か月分の生活費があると落ち着いて動きやすくなります。ただし、必要額は家族構成や住まい、次の仕事の見込みによって変わります。失業手当の対象になるかどうかも、雇用保険の加入期間や退職理由によって異なるため、ハローワーク等で確認が必要です。
4. 有給休暇の残日数を確認する
退職前に有給休暇をどう扱うかは、多くの人が気になるポイントです。残日数、取得予定、最終出社日、退職日を分けて考えると整理しやすくなります。
有給休暇の取得可否や手続きは、就業規則や職場の運用によって確認が必要です。トラブルになりそうな場合は、社内窓口や労働相談窓口に相談することも検討しましょう。
5. 転職活動を在職中に進めるか考える
退職してから転職活動に集中する方法もありますが、収入が途切れる不安がある人は、在職中に情報収集だけでも始めておくと安心です。
求人を見る、職務経歴書を作る、自分の希望条件を整理する、転職エージェントに相談するなど、退職を決める前にできる準備はあります。まだ応募しない段階でも、自分の市場感を知るだけで判断材料になります。
6. 退職を伝える相手とタイミングを考える
退職の意思を伝える相手は、一般的には直属の上司になることが多いです。ただし、ハラスメントや強い引き止めが予想される場合など、通常の伝え方が難しいケースもあります。
退職を伝える時期は、就業規則で定められている場合があります。民法上の考え方だけでなく、会社の規定や引き継ぎの現実も確認しておくと、トラブルを減らしやすくなります。
7. 一人で抱え込みすぎない
会社を辞めたい気持ちは、周囲に話しにくいことがあります。それでも、一人だけで抱え込むと、判断が極端になりやすいものです。
信頼できる友人、家族、転職経験者、公的相談窓口、専門家など、話せる相手を一つでも作っておきましょう。退職代行や転職支援サービスを検討する場合も、メリットだけでなく費用、対応範囲、注意点を確認してから判断することが大切です。
まとめ
会社を辞めたいと思った日は、すぐに結論を出すよりも、理由・体調・お金・有給・転職準備・伝え方・相談先を順番に確認することが大切です。
退職は逃げではありません。ただし、準備不足のまま動くと、本来避けられた不安が増えることもあります。まずは今日できる確認から始めて、必要に応じて専門窓口も利用しましょう。
どうしても自分で言えない時の退職代行という選択肢
退職は、まず自分で意思を伝えられるならそれが一番シンプルです。上司に直接伝えられる状況なら、退職代行を無理に使う必要はありません。
ただ、強い引き止めが予想される、出社や電話がつらい、退職の意思を伝えても取り合ってもらえない場合は、退職代行を選択肢として確認しておくと安心です。
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